19日(土) 北海道・東北北部太平洋側 猛ふぶきに警戒 関東などは急な雷雨に注意

 きょう19日(土)は、急速に発達する低気圧の影響で、東北北部から北海道の太平洋側を中心に猛ふぶきとなるおそれがある。
 また、午後も東・西日本の日本海側では雨や雪が降り、関東など太平洋側でも雷雨となる所がありそうだ。  昼間の気温は、特に関東で前日より大幅に高くなる見通し。

北海道太平洋側 猛ふぶき・大雪警戒 東北太平洋側は土砂災害やなだれに注意

 きょう19日(土)は、三陸沖にある低気圧が、急発達しながら千島近海へと北上する見込みだ。
 北海道太平洋側では、午後も広く雪が降り、暴風を伴って猛ふぶきとなるおそれがある。雪の降り方が強まり、大雪となる所もありそうだ。交通や建物への影響などに警戒が必要。北海道太平洋側東部では、高潮のおそれもあるため、低い土地の浸水にも警戒が必要だ。

 また、18日(金)夜の地震で揺れの大きかった東北北部の太平洋側では、雪のピークは超えつつあるものの、風の強い状態が続く見込み。東北南部太平洋側でも宮城県を中心に雨や雪が降る予想だ。地震の影響で、地盤が緩んだり、積雪が崩れやすくなっているおそれがあるため、土砂災害やなだれには引き続き注意が必要となる。

東・西日本 日本海側は雨や雪 関東など太平洋側も急な雷雨に注意

 東・西日本の日本海側では、午後も雲が広がり雨が降る見込み。標高の高い山沿いを中心に雪が降りそうだ。
 太平洋側では晴れる所も多いが、午後は上空寒気の影響等により関東や近畿、中国・四国などを中心に大気の状態が不安定となる見込み。にわか雨や急な雷雨に注意が必要だ。また、各地で強風にも注意が必要。

関東 前日の冬の寒さから一転 4月並みの陽気に

 昼間の気温は、前日とあまり変わらず、広く平年並みかやや低い所が多くなりそうだ。
 一方、東北南部から東海にかけての最高気温は、前日と比べると高い所が多く、特に、関東では前日より13℃前後高くなる予想。
 東京都心では、きのう正午の気温は5℃で真冬並みの寒さだったが、きょう19日(土)は19℃まで上がって4月中旬並みの陽気となりそうだ。ただ、夕方以降雨が降ると気温が急降下する見込み。服装選びに気をつけたい。

(気象予報士・宮崎由衣子)

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