反戦、平和願い 仏画師・清水心澄さん「ほのぼの観音」義援御朱印 ウクライナの子ども支援

 紛争の影響下にある子どもたちを支援しようと、糸魚川市の仏画師・清水心澄(しんちょう)さんが「ほのぼの観音」のウクライナ義援御朱印を始めた。御朱印料の全額を、ウクライナの子どもたちや家族のための緊急支援活動を展開している「国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパン」(東京都)を通じて寄付する。御朱印料は1枚1000円。申し込み受け付けは3月末まで。

「ほのぼの観音」のウクライナ義援御朱印。全国各地から「戦争反対」「平和な世界」をつづるメッセージが多数届いている

 ロシアの軍事侵攻によるウクライナの危機的な状況に、清水さんは「絶対に戦争は反対。戦争は子どもの命も奪う。世界中の子どもが夢や希望を持てる世界になってほしい」と思いを込めて御朱印を作った。子を抱くほのぼの観音とウクライナの国花ヒマワリ、国旗、反戦マーク、平和の象徴とされる白いハトを描いた。

 御朱印はコロナ禍の現在は参拝を見合わせているため、書き置きを送る形で対応している。インスタグラムやフェイスブックなどSNSで発信し、全国各地から義援金とともに申し込みが寄せられている。賛同者は世代幅広く、連日申し込みと一緒に届く手紙の多くには、戦争反対の訴えや平和な世界を願う文面がつづられている。

 申し込みは住所、名前、連絡先を明記し、御朱印料と合わせて、糸魚川市大平945「藤光庵」へ送る。問い合わせは藤光庵(電025・559・2678)へ。

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