【新型コロナ】19日の神奈川 8人死亡、4271人感染 137人自主療養

 新型コロナウイルス感染症を巡り、県内で19日、70~90代の男女8人の死亡と、10歳未満~100歳代の男女4271人の感染が新たに確認された。

 死亡者のうち、横浜市が発表した4人は80~90代。いずれも入所していた特別養護老人ホームや入院先の病院でクラスター(感染者集団)が発生していた。このうち3人に基礎疾患があった。

 川崎市では、2人の死亡が確認された。70代男性は悪性腫瘍や心疾患の基礎疾患があり、80代男性は腎疾患、高血圧などを患っていたという。

 相模原市では、市内の病院にそれぞれ入院していた70代の男性2人が亡くなった。1人は呼吸器系の疾患があったが、もう1人は基礎疾患がなかった。2人ともワクチンの接種歴は確認できていないという。

 クラスターが発生した施設も相次ぎ、横浜市内では保土ケ谷病院(旭区)、特別養護老人ホーム、通所介護施設3カ所、障害者入所施設、児童福祉施設の計7施設が新たに認定された。

 相模原市中央区の有料老人ホームで職員2人、入居者4人の陽性が判明したほか、藤沢市内の福祉事業所でも6人が陽性となり、それぞれクラスターと認定された。

 このほか、県は新たに137人が自主療養したと発表した。自主療養者は累計で1万5185人となった。

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