FAカップ準々決勝が19日に開催し、チェルシーがミドルスブラの敵地に乗り込んだ。
ロマン・アブラモビッチへの制裁でクラブ売却が困難となり、ピッチ外で慌ただしい日々を送るチェルシー。それでも連勝街道は続き、今試合でも15分にペナルティエリア内に進入したメイソン・マウントがラストパスを送り、ロメル・ルカクが左足で押し込む。畳み掛けるチェルシーは31分に、ハキム・ジイェフがペナルティエリ手前の右から左足を一閃。強烈なシュートはゴール左に突き刺さり、チェルシーがリードを得て試合を折り返す。
クリス・ワイルダー監督の下、マンチェスター・ユナイテッドやトッテナム・ホットスパーを破りFAカップで快進撃を続けるミドルスブラに対し、チェルシーは盤石な試合運びを披露。ミドルスブラの勢いのあるカウンターを複数回受けるものの、素早い帰陣でディフェンスラインを形成し決定的なシュートを打たせない。クリーンシートを成し遂げたチェルシーは、2発快勝でベスト4進出を決めた。