きょう(日)は、太平洋側を中心に晴れ間があり、午後2時までの東京の最高気温は15.5℃と、この時季らしい陽気になっている。東京では午後、さくら(ソメイヨシノ)の開花が発表され、平年より4日早く、昨年より6日遅い開花となった。
春のたよりが届きはじめているが、火曜日はまた寒の戻りがありそうだ。冷たい雨で、関東など真冬並みの寒さとなる所もあるため、体調管理に注意したい。
春分の日 天気下り坂 火曜日は冷たい雨
今夜以降は、日本海側の雪や雨の範囲は次第に狭くなるものの、太平洋側では九州を中心に雨の降り出す所がある見込み。
春分の日のあす(月・祝)も、太平洋側を中心に日中は晴れ間の出る所が多く、関東から西はこの時季らしい陽気となるが、前線が近づく影響で天気は西から下り坂に向かう。九州は南部を中心に朝から雨が降り、夕方以降は四国や中国地方にも雨雲が広がる見込み。
火曜日になると、西日本や東日本は広い範囲で雨となって、午前中は西日本の太平洋側を中心に雨脚の強まる所もありそうだ。
火曜日 関東など真冬並みの寒さも
また、東日本は内陸を中心に雪になる所もある見通し。各地とも気温はこの時季としては低く、最高気温は大阪で11℃、名古屋や東京で10℃などの予想で、冷たい雨となりそうだ。東京は昼間も10℃に届かない時間がほとんどで、再び真冬並みの寒さとなる見込み。雨や風が冷たい一日となるため、暖かい服装を心がけたい。
水曜日も雨の可能性 週末は春の暖かさ戻る
水曜日は、いったん天気は回復して晴れ間の出る所もあるが、また次の雨雲が広がって、沖縄から関東にかけて再び雨の降る時間がありそうだ。その後、木曜日から金曜日は移動性の高気圧に覆われるものの、天気は短い周期で変わり、週末は雨の所が多くなる見込み。
暖かな空気が流れ込むため、週の後半になると春の暖かさが戻り、金曜日、土曜日ごろは西日本や東日本では20℃くらいまで上がりそうだ。寒暖差が大きくなるため、体調を崩さないように気をつけたい。
(気象予報士・及川藍)