小学生躍動「最後の思い出に」 神奈川県ミニラグビー大会開幕

トライを目指しボールを運ぶ選手(中央)=県立スポーツセンター球技場

 小学6年生が参加し、ミニラグビーの頂点を決める「三菱重工第12回神奈川県ミニラグビーファイナルカップ」(県ラグビーフットボール協会主催、神奈川新聞社など後援)が20日、藤沢市の県立スポーツセンター球技場で始まった。県内18チーム約480人が鍛え抜いた連係プレーでトライを目指した。

 小学生たちは声を掛け合い芝生の上で躍動。激しく体をぶつけ合ったり、パスを回したりしてトライを重ねた。必死に楕円(だえん)球を運ぶ姿に観客は拍手を送っ
た。

 大会は、子どもたちに中学進学後も競技を継続してもらおうと2011年から開催。例年は福島県や岩手県のチームも参加しているが、新型コロナウイルスの影響で今回
は参加を見送った。

 今年初めてトップスポンサーとして協賛する三菱重工の谷内英夫企業スポーツ推進センター長(55)は、「リーグワンも発足し、より地域貢献や次世代育成を推進して
いきたい」と話した。

 秦野ラグビースクール主将の和田惺士郎(12)は「絶対勝って最後の思い出をつくりたい」と汗を拭った。21日はトーナメント戦などがある。

© 株式会社神奈川新聞社