任期満了に伴う大田原市長選は20日、投開票が行われた。無所属新人の前県議相馬憲一(そうまけんいち)氏(64)が1万49票を獲得し、いずれも無所属で現職津久井富雄(つくいとみお)氏(72)=自民、公明推薦、前市議星雅人(ほしまさと)氏(37)、同鈴木隆(すずきたかし)氏(63)を退け、初当選した。相馬氏は「第三者委員会設置による財政健全化や、市政刷新」を訴え、市政初の4氏による激戦を制した。当日有権者数は5万8678人。投票率51.24%。
現職の津久井氏が「市長職は3期12年」との公約を転換して4選を目指した選挙戦では、市の財政難や地域活性化などを巡って現市政の継続か刷新かを問う激しい戦いが展開された。