串間・石波海岸消波ブロック 浸食対策に議論

昨年11月に約158メートルにわたって設置された石波海岸の消波ブロック(中央)=串間市市木

 日本の渚百選に選ばれている串間市市木の石波海岸北側の砂浜に、消波ブロックが約158メートルにわたって設置され、議論を呼んでいる。海沿いの保安林や田畑を波による浸食から守るのが目的で、歓迎する住民がいる一方、海岸利用者らは「美しい景観が消えた」と訴える。設置までに説明会などは開かれておらず、識者は「景観保全の工夫ができなかったのか疑問」と、効果検証を求めている。

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