37歳のベテラン救援右腕・スミスがツインズへ 通算1000登板を目指す

日本時間3月21日、ツインズはマリナーズからFAとなっていた37歳のベテラン救援右腕、ジョー・スミスと1年契約を結んだことを発表した。「スター・トリビューン」のフィル・ミラー記者はスミスの年俸が250万ドルであることを伝えている。2日後に38歳の誕生日を迎えるスミスは、現役最多のメジャー通算832登板を誇るが、史上16人しか達成していない通算1000登板を目指すことを宣言。なお、ツインズはロースターの枠を空けるために、トミー・ジョン手術明けの前田健太を60日間の故障者リストに登録した。

スミスは昨季、アストロズとマリナーズで合計50試合に登板し、4勝4敗、4ホールド、防御率4.99を記録。2020年シーズンの出場を辞退したことが影響したのか、防御率はメジャー14年間で最悪の数字(防御率4点台は初めて)だったが、マリナーズ移籍後は23試合で防御率2.00と復調した。メジャー通算では832試合に登板し、54勝33敗30セーブ、214ホールド、防御率3.09をマークしている。

そんなスミスが目指しているのが、通算1000登板のマイルストーンだ。「僕は投げられるときはいつでも投げるということにプライドを持っている。あと2日で38歳だなんて信じられないし、まだまだ投げられるよ。投げるのはとても楽しいし、大好きだね」とスミス。70試合以上に登板したのはエンゼルス時代の2015年が最後だが、今季68試合に登板して900登板に到達できれば、目標とする1000登板のマイルストーン達成は一気に現実味を帯びてくる。

スミスがメジャーデビューしたのはメッツ時代の2007年。カージナルスとの開幕戦、6対1で快勝した試合に3番手として登板して打者3人と対戦し、アルバート・プホルスに四球を与えたところで降板した。ちなみに、その試合のメッツの先発は殿堂入り左腕のトム・グラビン、最後を締めくくったのは殿堂入り候補のビリー・ワグナーだった。

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