ツインズがレッズからグレイ獲得 2021年ドラフト1位のペティ放出

日本時間3月14日、ツインズはレッズとのトレードで先発右腕ソニー・グレイを獲得したことを発表した。グレイは新天地ツインズで先発ローテーションの軸となることが予想され、ロッコ・バルデリ監督は開幕投手に起用することを示唆している。なお、ツインズはこのトレードでグレイととともにマイナーの救援右腕フランシス・ペゲーロも獲得。トレードの対価として2021年ドラフト1巡目(全体26位)指名でプロ入りした右腕チェイス・ペティをレッズへ放出した。

ツインズはレンジャーズからアイザイア・カイナーファレファを獲得したのに続き、2日連続のトレード成立となった。現在32歳のグレイは昨季レッズで26試合に先発して135回1/3を投げ、7勝9敗、防御率4.19、155奪三振をマーク。アスレチックス時代の2015年とレッズ移籍1年目の2019年にオールスター・ゲーム選出の経験があり、メジャー9年間で通算82勝を挙げている。今季の年俸は1000万ドル。来季の契約は年俸1200万ドルの球団オプションとなっている。

ツインズは昨季途中にホゼ・ベリオスをブルージェイズへ放出し、前田健太がトミー・ジョン手術で離脱中のため、先発ローテーションが未熟な若手投手ばかりになり、先発投手の補強が急務となっていた。グレイのほかにエンゼルスからFAとなったディラン・バンディも獲得しており、この2人がローテーションの1~2番手を担う見込み。ここにベイリー・オバーとジョー・ライアンが加わり、デレック・ファルビー編成本部長はベテラン投手をもう1人獲得する方針を明らかにしている。

ペゲーロはドミニカ共和国出身の24歳の右腕で、昨季はA+級で28試合に登板して1勝1敗6セーブ、2ホールド、防御率4.96を記録。マイナー通算奪三振率10.14、与四球率1.83をマークしている。

ペティは昨年のドラフトでツインズが1巡目指名した右腕で、現在18歳。プロ1年目の昨季はルーキー級で2試合(うち1先発)だけ登板し、5イニングを投げて6奪三振、1与四球、防御率5.40という成績だった。

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