北米で「インテグラ」が復活! 新型ではスポーティに仕上げた「Aスペック」を設定

ホンダが北米で展開しているアキュラブランドより新型「インテグラ」の市販モデルが米国で発表された。新型インテグラは、スポーティモデルの「Aスペック」を中心に、16年ぶりに展開される。

アキュラ 新型インテグラ(北米仕様)

北米市場で新型インテグラの販売がスタート

北米市場で販売される新型アキュラは、標準仕様とそれをベースに、内外装をスポーティに仕上げた「Aスペック」といったグレードを展開する。

スポーティグレード「Aスペック」のボディサイズは、全長185.8インチ(約4719mm)×全幅72インチ(約1829mm)、全高55.5インチ(約1410mm)、ホイールベース107.7インチ(約2736mm)。

外観は、グロスブラック仕上げのウィンドウ周りとフロントとリヤのブラックフェイシアで、スポーティなスタイルを強化し、4ドアセダンながらクーペのようなスタイリング。フロントフェンダーとテールゲートにはAスペックのエンブレムが配されている。

足元には、18インチアルミイホイールを備え、235/40R18サイズのオールシーズンパフォーマンスタイヤが組み合わされている。

内装にもスポーティな演出が施されたAスペック

また、ステンレス製ペダルを備えるほか、ステアリングホイール、シート、シフトレバーなどに赤いステッチがあしらわれ内装にもスポーティな演出が施されている。

そのほか、10.2インチのディスプレイを備えるアキュラ・プレシジョン・コクピットが標準装備され、スマートフォンとの連携や8スピーカーのオーディオ・システムも備わるほか、ヘッドアップディスプレイやワイヤレスのスマートフォン充電機能、16スピーカーのオーディオも選択可能となっている。

最高出力200馬力を6速MTで操作するスポーティなAスペック

搭載されるパワートレインは、最高出力200hp/6000rpm、最大トルク26.5kgm/1800~5000rpmを誇る1.5L直列4気筒ガソリン「VTECターボ」エンジンに、CVTまたは6速MT(Aスペックのみ)が組み合わされる。

さらに、コンフォート、ノーマル、スポーツと各走行モードに応じて、サスペンションの減衰力を切り替えられる電子制御式ダンパー「アダプティブダンパーシステム(ADS)」をオプションに設定している。

価格は標準仕様が約3万ドル(約350万円)〜。日本では兄弟車となる新型シビックが展開されており、住み分けが難しいところだが、国内にも「インテグラ」の名が復活することに期待したいところだ。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]

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