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21日、日本代表に合流した三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)がオンラインでの会見に臨んだ。
24日のオーストラリア戦は勝利すればW杯出場が決まる大一番。日本屈指のドリブラーの現在の心境はいかに?
――長距離の移動は大変だった?
ドバイから飛行機でのオーストラリアは思った以上に遠くてなかなか大変でした。20時間弱はあったので長かったという印象ですね。
ただ早く(自分の)試合があった分、調整する時間もあるのでそこはプラスに捉えてます。
――オーストラリア戦を前に現在の心境は?
勝利すれば決まる条件なので、この1試合にチームとしても個人としても命懸けで戦うと思います。
日本代表として未来が決まる試合だと思うので、もちろんベトナム戦もそうですけどまずはオーストラリア戦に全力で挑む気持ちでいます。
――前回の出場で強いインパクトを残した。代表での手応えは?
前回のオマーン戦は途中からでしたけど途中からの出場は慣れてますし、流れを変えるプレーだったりそういうところを求められていると思います。
今回もそういったところを出せればいいですし、どんな状況でもベストを尽くして勝利に貢献できればいいと思ってます。
――途中出場はなかなか難しい。何分くらいは欲しい?
1分でも5分でも多ければそれはいいですけど、シチュエーションによっては変わります。どんな状況でも、例え1分でも結果を残さないといけない世界なので、分数関係になく結果を出せるように準備はしているつもりです。
もちろん多いに越したことはないですけど、何分でもプレーできればその中で自分のプレーを出せればと思っています。
――ワールドカップ出場を決めるゴールをイメージしてる?
そんなにイメージしてないですね。僕が出なくてもチームの勝利が一番大事ですし。
もちろん個人としては試合に出て勝てればいいんですけど、全員で力を出してオーストラリアに勝つことが一番の目的なのでそこまでイメージはしてないです。
――ヨーロッパではウィングバックでプレーしている。変化は?
ヨーロッパのサッカーに慣れて吸収したことは多いですし、プレーの幅が広がったところもあります。
自分の武器も残しつつ、いろんなところの能力を上げていく必要があったので、今はそれにチャレンジしながらやってる状況ではあります。
――オーストラリア戦の日は雨になる予想もある。ドリブルで注意するところは?
芝の長さとも関連しますしピッチの大きさというか圧迫感とかも変わってきますけど、やはり少し伸びることは多くて失うリスクも高くなります。
スピードを上げすぎるとよりリスクは増えるかなという印象はありますし、エリアでのプレイは考えないと危ないとは思っています。
――ターニングポイントになるかもしれない大一番。どんな試合にしたい?
この前のオマーン戦でもそう思ってましたし、その結果が今にも繋がったと思っています。
先輩たちが繋いできた結果を自分たちが繋ぐためにもそうでしたし、自分たちの未来のためにも僕自身の夢のためにもそうですし、いろんな人の想いがかかってるので、本当に後悔しなくプレーして勝利できれば嬉しいかなと思ってます。
——もし個人的に成し遂げたいことがあれば
僕自身は攻撃的なプレイヤーなので、ゴールやアシストでチームの勝利に貢献できるというのが一番の個人的な目標です。
ただ試合に出られなくても日本が勝利できればいいと思ってますし、そのために練習から100%を出して、チームのコミュニケーションをとっていくというのは変わらないです。
この試合で今後のサッカー界も変わると思っているので、自分だけでなく全ての人が良い方向にいくようなそんな試合にしたいと思います。