横浜で桜が開花 地方気象台敷地内の標本木 平年より4日早く 1週間程度で満開へ 

みなとみらい21地区でも見られた桜の開花=横浜市中区

 横浜地方気象台は21日、横浜で桜が開花したと発表した。平年に比べ4日早く、観測史上2番目に早かった昨年より4日遅い。今後、1週間程度で満開になる見込みという。

 同日午後1時過ぎ、同気象台(横浜市中区山手町)の職員が、敷地内にある標本木のソメイヨシノで開花発表の目安(5~6輪以上)とされる6輪が咲いているのを確認した。

 横浜の日中の最高気温は12.9度で、3月上旬並みの肌寒さとなった。今週前半は気温が上がらないものの、週末にかけて平年より気温が上昇する見込みで「順調にいけば週末か週明けには満開になるのでは」と同気象台の担当者。

 横浜・みなとみらい21(MM21)地区では、買い物を楽しむ家族連れらが足を止め、ほころび始めた桜を見上げていた。同市港北区の男性会社員(42)は「まん延防止等重点措置が解除されるとは言え、感染者数は下げ止まっている。宴会ではなく、家族で静かに楽しみたい」と話していた。

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