人口減少や少子高齢化を背景に、全国的に問題になっている「空家問題」を解決しようと、日田市天瀬町にシェアオフィスが完成しました。
完成したのは築147年の古民家を改修した「郷雲」で、リモートワークやミーティングなどに活用できます。
空家や空き店舗を地域資源として活用するモデルケースになればと、日田市の補助を受けて長崎に本社を置く住宅建設会社が手掛けました。
広さは約270平方メートルで20人程度が利用できます。おととい開かれたメディア向け内覧会で、木材をふんだんに利用した温かみのある内装がお披露目されました。WiFiや電源、コピー機などが完備されています。
浜松建設・濵松和夫代表取締役「古民家がこう変わるんだって変わって仕事がしたくなる空間をいっぱい作っている。ぜひともみなさんに来てもらって体感してもらう」
電話もしくは現地で利用予約ができるということです。国が5年ごとに行っている調査では、1998年の県内の空き家は5万8800戸。そこから20年間で4万戸ほど増えています。2018年の空家率は16・79%で、全国の数字よりも高くなっています。