制服余り布でエコバッグ 地元スーパーで無料配布

高城高家庭クラブが制服の余り布で製作したエコバッグ

 都城市・高城高家庭クラブの生徒65人は近くの学生服メーカーと連携し、余った布を再利用してエコバッグ40個に仕立てた。15日には生徒が地元スーパーで無料配布し「しっかりした出来栄え」と好評を得ていた。
 同クラブは本年度、持続可能な開発目標(SDGs)を活動テーマに設定。「菅公学生服高城工場」の制服の余り布に着目し、エコバッグに生まれ変わらせようと工場を見学、作業手順を教わりながら昨年12月から製作してきた。
 出来上がったエコバッグは縦20センチ、横30センチほどで、柄や色合いも多彩。同市高城町のパシオ高城店で買い物客らに配布した、同クラブ実行委員で1年の中村咲音さん(16)は「布地が厚かったり、つるつるしたりして縫うのが難しかった。製作を通してSDGsを考えるきっかけになった」と話していた。

© 株式会社宮崎日日新聞社