ロッキーズ 若手三塁手・マクマーンと6年7000万ドルで契約延長

日本時間3月22日、ロッキーズは若手三塁手のライアン・マクマーンと2027年シーズンまでの6年契約を結んだことを発表した。契約条件の詳細は明らかにされていないが、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、6年契約の総額は7000万ドル。クリス・ブライアントと7年1億8200万ドルの大型契約を結んだあと、ビル・シュミットGMは「いかなる可能性も排除しない」と話していたが、その言葉通りの動きとなった。

現在27歳のマクマーンは、昨季自己最多の151試合に出場して打率.254、23本塁打、86打点、OPS.779を記録。2020年まではノーラン・アレナド(カージナルス)がいたため、二塁を守る機会が多かったものの、昨季はアレナドの後釜として三塁のレギュラーに定着し、守備防御点+13をマークしてゴールドグラブ賞のファイナリストに選出された。また、チーム状況に合わせて二塁手としても52試合に出場し、守備防御点+9と好守を見せた。

7000万ドルの内訳は、今季が年俸500万ドル、来季が900万ドル、2024~25年が各1200万ドル、2026~27年が各1600万ドル。マクマーンは2023年シーズン終了後にFAとなる予定だったため、今回の6年契約はFA前の2年間とFA後の4年間をカバーするものとなった。ただし、今後3年以内にMVP投票5位以内に入った場合、2025年シーズン終了後のオプトアウト権が与えられ、2025年にMVP投票5位以内の場合は、2026年シーズン終了後にもオプトアウトできるという。

マクマーンは「デンバーで今後6年間プレーすることになって本当にワクワクしている。この球団は僕にとって大きな意味があるんだ。18歳のときから一緒に育ってきた人々がいるからね。クリス・ブライアントの加入でチームはいい方向に向かっていると思うよ」とコメント。バド・ブラック監督はブライアントを正左翼手として起用する方針を明らかにしており、マクマーンは今後もアレナドの後釜としてホットコーナーを守り続けることになる。

© MLB Advanced Media, LP.