アカデミー賞二部門ノミネート 理想の未来とシビアな現実で揺れ動く女性描く 「わたしは最悪。」7月公開

第94回アカデミー賞で脚本賞と国際長編映画賞にノミネートされ、カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞した映画「The Worst Person In The World」の邦題が「わたしは最悪。」に決まった。7月1日より劇場公開される。あわせて場面写真が公開された。

「わたしは最悪。」は、思い描く理想の未来とシビアな現実との間で揺れ動きながらも、自分の気持ちに向き合い行動する主人公ユリヤとその周りの人たちを、時にロマンティックに、時に痛烈に描き出した作品。「テルマ」「母の残像」のヨアキム・トリアーが監督を務め、主人公ユリヤを演じたレナーテ・レインスヴェが、カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞した。

公開された場面写真では、恋人アクセルに隠れて別の男性と楽しむ様子、オフモードの姿、華やかなパーティで美しく湖畔でたたずむ様子など、ユリヤの日常が切り取られている。

ユリヤを演じるレナーテ・レインスヴェについてヨアキム・トリアー監督は、「この映画を作るきっかけは、レナーテだった。彼女の舞台での演技に魅了され、主演を務めたことのなかった彼女のために脚本を書いた。主人公のキャラクター造形、複雑な心境を作っていくうえで、彼女に助けられたことが沢山ある。人間ドラマ、コメディなどたくみに演じられる素晴らしい才能を持っている、今一番の女優だと思う」と、称賛の言葉を贈っている。

【作品情報】
わたしは最悪。
2022年7月1日(金)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ他 全国順次ロードショー
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