2022年シーズンの開幕投手 すでにメッツ・デグロムなど3球団が決定

今季のメジャーリーグは当初の予定より1週間遅れの日本時間4月8日に開幕する。先発投手にとって最高の栄誉の1つと言える開幕投手をすでに3球団の監督が発表しており、メッツはジェイコブ・デグロム、レッドソックスはネイサン・イオバルディ、タイガースは移籍1年目のエドゥアルド・ロドリゲスが大役を務める。日本人投手ではエンゼルスの大谷翔平とパドレスのダルビッシュ有が開幕投手を務める可能性があり、今後のオープン戦でのピッチングや両球団の監督の決断に注目したい。

メッツのデグロムは2019年から4年連続4度目の開幕投手。それ以前の2年間は今季エンゼルスに加入したノア・シンダーガードが務めていた。4度目の開幕投手はヨハン・サンタナ、トム・グラビンと並んで球団史上3位タイ。これより多いのは11度のトム・シーバーと8度のドワイト・グッデンだけである。また、4年連続の開幕投手は1988~91年のグッデンと並んで球団史上2位タイ。シーバーは1968年から10年連続で開幕投手を務めた。

レッドソックスのイオバルディは2020年から3年連続3度目の開幕投手。2000年以降、3年以上連続で開幕投手を務めたレッドソックスの投手は、ペドロ・マルティネスとジョン・レスターに次いで3人目となる。レッドソックスは開幕戦で宿敵のヤンキースと対戦。イオバルディは昨年のワイルドカード・ゲームに先発し、ヤンキースを相手に6回途中被安打4、奪三振8、与四球0、失点1の好投で勝利投手となっており、その再現を狙う。

タイガースのロドリゲスは今オフ、レッドソックスからFAとなり、5年7700万ドルで加入。移籍1年目から開幕投手の大役を任されることになった。タイガースは2008年からの10年間でジャスティン・バーランダーが開幕投手を9度務めたが、その後は2018年から2年連続でジョーダン・ジマーマン、2020年から2年連続でマシュー・ボイドという状況。5年契約で加入したロドリゲスには待望の新エースとして期待がかかる。

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