国富ガチャ販売機設置 1回500円でクーポン券

飲食店などで使えるクーポン券を景品とし、国富町役場に設置された「くにとみガチャ!」

 新たな一手で地域経済の活性化を図ろうと、国富町観光協会(会長・中別府尚文町長)が、町内の飲食店の割引券などを景品としたカプセル玩具販売機「ガチャガチャ」を設置した。1回500円で、600~千円分のクーポン券が出てくる仕組み。同町役場1階に今月末まで置かれている。
 「くにとみガチャ!」と銘打った今回の企画は、消費喚起のほか、飲食店などの新たな顧客開拓が狙い。同じ取り組みを実施している福岡県筑前町にノウハウを学び、今月10日に販売機を設置した。
 景品については、町商工会の会員事業所などに協力を呼び掛け12店舗が参加。割引額や対象商品などは各店舗が決めていて、利用者はクーポン券に記載された店舗に出向くことで、飲食料の値引きなどのサービスが受けられる。
 販売期間の終了後も、協賛店舗が集まれば第2弾として再度設置するほか、イベント会場などに販売機を持ち込み、町内回遊につなげることも検討しているという。
 景品に何が出るかは運次第で、同協会の事務局を務める町企画政策課の矢野弘倫副主幹(42)は「町内の人も町外の人も新しい国富の魅力の発見につながればうれしい。人と人との交流の輪が広がるきっかけにもなれば」と話していた。

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