高齢者のワクチン3回目接種、7割超え 沖縄コロナ新規326人(3月23日朝まとめ) 

 県は22日、10歳未満から90代の326人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。また、高齢者のワクチン3回目接種率が70.68%となり、今月末までの目標としていた70%を超えたと発表した。 新規感染者は前週と同じ曜日と比べ、244人減少したが、医療機関が休みだった19~21日の影響として、引き続き感染対策の徹底を呼び掛けた。

 年代別では10代の76人が最多で、続いて20代が68人、30代が48人などだった。糸数公医療技監は、3月上旬から中旬に掛けては高校の卒業式を機に増加したが、その後は学校や部活動などで感染が続いていると分析している。

 推定感染経路が判明しているのは159人で、内訳は家庭内87人、職場内16人、友人・知人47人、飲食6人、施設内1人、その他2人で、確認中は167人だった。

 感染などによる医療従事者の欠勤は21重点医療機関で186人、その他病院で118人で合計304人だった。

 県は同日、昨年9~10月に那覇市内の教育機関で54人が感染した事例を含む6例のクラスター(感染者集団)を報告した。県内のクラスターは計558例となった。

 米軍基地関係の感染は1人だった。

  (嘉陽拓也)

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