ブルージェイズ 新加入のチャップマンと2年2500万ドルで契約

日本時間3月23日、ブルージェイズは先日アスレチックスからトレードで獲得したマット・チャップマンと2年2500万ドルで契約したことを発表した。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者によると、2500万ドルの内訳は、サインボーナス100万ドル、今季と来季の年俸が各1200万ドル。チャップマンは2023年シーズン終了後にFAとなる予定であり、今回の2年契約はチャップマンのFA時期には影響を与えず、FAになるまでの期間の年俸を確定させるものとなった。

現在28歳のチャップマンは、日本時間3月17日にザック・ローグ、グナー・ホグランド、カービー・スニード、ケビン・スミスの4選手とのトレードでアスレチックスから加入。すでにオープン戦にも出場しており、日本時間3月21日の新天地デビュー戦(対パイレーツ)ではいきなり本塁打を放った。昨季は27本塁打、72打点を記録した一方で、自己ワーストの202三振を喫し、打率.210、OPS.717と低迷したが、今季は身体のコンディションもよく、自己最多の36本塁打を放った2019年のような強打復活が期待されている。

また、チャップマンの最大の魅力はメジャー屈指の三塁守備であり、これまでにゴールドグラブ賞を3度(2018~19年、2021年)、プラチナグラブ賞も2度(2018~19年)受賞。鉄壁の三塁守備は、ケビン・ゴーズマン、ホゼ・ベリオス、菊池雄星ら投手陣にとって、大きな助けとなるに違いない。

なお、メジャーリーグは日本時間3月23日、年俸調停権を持つ選手との年俸交渉期限を迎えており、ブルージェイズはチャップマンのほかにも、ブラディミール・ゲレーロJr.(年俸790万ドル)、テオスカー・ヘルナンデス(年俸1065万ドル)、キャバン・ビジオ(年俸212万3000ドル)らと合意。年俸調停権を持つすべての選手と年俸交渉が完了したことが発表されている。

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