今井翼 映画初主演クランクアップでVサイン hideの弟役 「TELL ME ~hideと見た景色~」

2022年夏公開予定の、hideが遺した音楽を世に届けるため奮闘する弟たちの軌跡を描いた映画「TELL ME ~hideと見た景色~」が先日クランクアップし、hideの弟・松本裕士(ひろし)役で映画初主演を果たした今井翼のメイキング写真が公開された。

メイキング写真では、今井翼が塚本連平監督と演技について話し合う真剣な姿や、クランクアップ時に塚本監督から贈られたお酒を手にVサインをする姿などが収められている。

クランクアップの日は、裕士役の今井翼、hideの共同プロデューサー・I.N.A.役の塚本高史、バンドメンバーたちなど主要キャストが集結し、都内にてhideの事務所の撮影が行われた。和気あいあいとした様子のバンドメンバーたちとは対照的に、シリアスなシーンが続く今井は、集中力を高め、芝居に全精力を注いだ。撮影は順調に進み、無事にクランクアップを迎えた。

塚本連平監督は撮影を振り返り「今井さん演じる裕士はさまざまな面を持ち、繊細に心を動かさなければならない役どころなので、彼の緊張をほぐし、それで大丈夫だと言い続けるのが僕の仕事でした。早い段階で、今井さんと塚本さん、お二人のいいコンビネーションができあがっていたと思います」と笑顔を見せた。

I.N.A.役の塚本高史は「やっとみんなと仲良くなってきたかなという頃に終わってしまうのは、本当に寂しいです。自分が小さい頃から憧れていた人の映画に関わることができて。ましてやI.N.A.という重要な役に選んでいただいて。きっと僕が出ていなかったら、ものすごく嫉妬してたと思います(笑)。公開を楽しみにしております」と、安心した表情を見せた。

主演を務めた裕士役の今井翼は「1年越しのクランクインからこの日を迎えられて、まずはホッとしています。実話であり、役どころとしても日々葛藤することがありましたが、塚本監督が日々寄り添ってくださったおかげで、自分なりに心を込めて、丁寧に演じさせていただくことができました。皆さんとこの作品を作り上げられたことを誇りに思っております」と、晴れやかな表情で語った。

「TELL ME ~hideと見た景色~」は、hideの実弟・松本裕士の著書「兄弟 追憶のhide」を原作とした作品。1998年、日本を代表するロックミュージシャンhideが急逝。葬儀には約5万人が訪れ、日本中が早すぎる別れに涙する社会現象となる。制作途中だったアルバム、そして既に決定していた全国ツアーや数々のスケジュール。本人不在という異例の状況の中、hideのパーソナルマネージャーを務める弟ヒロシは、hideの意志を形にすべく、hideの共同プロデューサー I.N.A.をはじめとする仲間たちとともに、多くの困難を乗り越えていく。

【作品情報】
TELL ME ~hideと見た景色~
2022年夏公開予定
配給:KADOKAWA
©2022「TELLME」製作委員会

© 合同会社シングルライン