ホンダ S660ベースのクラシカルなカスタムカー「ネオクラシックレーサー」が手元で楽しめる! デザインを忠実に再現したラジコンカーが4月に発売

2022年3月に生産終了する軽スポーツ、ホンダ S660。そんなS660にレトロでレーシーなデザインを施したカスタムモデル「モデューロ ネオクラシックレーサー」を紹介したい。

ホンダ S660 用品装着(青)、モデューロX ホンダ S660

ネオクラシックレーサーは軽自動車規格を超えたダイナミックボディ!

モデューロ ネオクラシックレーサーは2016年の東京オートサロンに出品したコンセプトモデル。

「S660 Neo Classic(ネオクラシック)」をベースにしたものだが、ボンネットやエンジンカウルのみ採用。それ以外の外装部品はすべて新規にデザインされた。

オーバーフェンダーやリムの深いホイール、フェンダーミラーなどを用いることで、クラシカルな姿のなかにもカッコ良さが表れている。

ネオクラシックレーサーのオーバーフェンダー

ネオクラシックは軽自動車の設計枠内で設計されていた。それゆえにネオクラシックは市販キットとして販売されていた。

しかし、ネオクラシックレーサーのボディサイズは全長こそ25mm伸びただけだが、オーバーフェンダーを装着したことで、全幅はベース車から150mmも拡大されワイド&ロー感が強調されている。軽自動車S660の全幅は1475mmであるため、ネオクラシックレーサーの全幅は1625mm。

全幅は1625mmにも及ぶ

軽自動車の規格は排気量660cc以下、長さ3.4m以下、幅1.48m以下、高さ2.0m以下と定められているため、軽自動車のサイズを超えてしまう。

ヘッドライトカバーやフェンダーミラーなどネオクラシックレーサー専用アイテムも多数装備されている

また、飛散防止テープのようなスタイリングされたヘッドライトカバー、ボンネットとバンパーをつなげる1960〜70年代のクラブマン・レーサーで定番アイテムだったレザーストラップが装着される。フェンダーミラーも懐かしのアイテムだ。

レザーストラップは懐かしさを感じる人も多いアイテム

ボディは金属感を強調したマットシルバーにペイントされ、スポーティさを演出する。

エンジンはノーマルのままだがマフラーが交換されており、ノーマルでは足元にあるテールパイプは高い位置に二本出しで配置され、スポーティさを際立たせている。

マフラーのテールパイプは純正より高い位置に置かれている

アクリル製のカバーにはHマークが描かれており、これだけでもリアスタイルの迫力がかなり増している。

リアのアクリルカバーにはHマークも。遊び心が感じられるアイテムだ

また内装にもMOMOステアリングやヘッドレストのないブリッドシートなど、クラシカルな雰囲気を演出している。

ラジコンカーとしてネオクラシックレーサーを楽しむことができる

こうした装備から見てもネオクラシックレーサーは公道ではなくサーキット専用車としてのコンセプト提案であるため、市販化はできないようだ。

実車の市販化こそないものの、京商の人気ラジコンカーシリーズ「MINI-Z(ミニッツ)」から、室内で楽しむことができる手のひらサイズとなったネオクラシックレーサーが登場する。

ミニッツのネオクラシックレーサー

ミニッツのネオクラシックレーサーは2022年4月29日(金)、価格(税込)2万5300円で発売予定だ。細部まで忠実に再現された1/27スケールのネオクラシックレーサーを楽しんでほしい。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

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