ジョニー・デップ、U2ボノも登場 伝説の酔いどれシンガー=シェイン・マガウアン ドキュメンタリー予告

6月3日より劇場公開される、パンク・バンド「ザ・ポーグズ」のシェイン・マガウアンの人生に迫るドキュメンタリー映画「シェイン 世界が愛する厄介者のうた」の、予告編が公開された。

公開された予告編は、「クソみたいな成功さ」と言い放ち、独特な笑い声を上げるシェインの姿から始まる。「5歳からタバコ、酒」「高校でドラッグ依存症」とショッキングなワードが続いたあとに映し出されるのは、歌い踊り狂う若かりし頃のシェイン。そして、破天荒さの内側に秘めているのは、祖国アイルランドを思う信念であることが描かれる。「アイルランドの持つ文化の豊かさを世界中に分からせたかった」とシェインは語る。

後半にはシェインの還暦を祝うバースデーライブの様子が映され、U2のボノ、セックス・ピストルズのグレン・マトロック、プライマル・スクリームのボビー・ギレスピーなどのアーティストからアイルランド大統領まで、豪華な顔ぶれがそろう。さらに、本作の製作も担当したジョニー・デップが、ギターを弾く姿も見られる。最後には、ザ・ポーグズの「ニューヨークの夢」に乗せたシェインによる「俺の音楽はこれから」のつぶやきで終わる。

「シェイン 世界が愛する厄介者のうた」は、シェイン・マガウアンの破天荒すぎる音楽人生を描いた作品。30年来の友人であるジョニー・デップの製作で、映画化が実現した。シェインの半生を、貴重なライブ映像やアニメーションを交えながら描き、ジョニー・デップらがインタビュアーとして出演。現在のシェインの心の内を聞き出す。監督は、セックス・ピストルズを追った「セックス・ピストルズ/グレート・ロックンロール・スウィンドル」などで知られる、音楽ドキュメンタリーの巨匠、ジュリアン・テンプル。日本では、ピーター・バラカンが字幕監修を担当している。

【作品情報】
シェイン 世界が愛する厄介者のうた
2022年6月3日(金)渋谷CINE QUINTOほか全国順次公開
配給:ロングライド
© The Gift Film Limited 2020

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