米軍訓練前に対策本部 大分・由布市

 

陸上自衛隊日出生台演習場でのアメリカ軍による実弾射撃訓練を前に、地元の自治体では安全対策などの態勢作りを進めています。

 佐藤伊音アナリポート「24日に射撃訓練の日程が発表され、由布市では早速対策本部が設置されました」

 相馬尊重市長が本部長を務め、住民への情報提供や安全対策に取り組みます。15回目となる沖縄駐留アメリカ軍の日出生台での実弾射撃訓練は初めて春に実施されます。期間は4月16日から27日までで、射撃が行われるのはこのうち10日間です。

 相馬尊重市長「春の観光シーズンと重なるわけです。現地に連絡事務所も設置して市民の皆さんの不安解消に努めていきたいと思っています」

 人員や車両の数など過去最大規模となる見込みで、春に行うことで射撃は夜9時まで認められることになります。県と由布市・玖珠町・九重町の地元自治体は25日の午後、九州防衛局に対し新型コロナ対策を徹底することや射撃時間を守ることなどを要請する予定です。

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