見て、聴いて、食べて春を堪能 4月10日に山水園で「桜まつり」

▲池泉庭園と「行在閣」

 4月10日(日)に、山水園(山口市緑町4、TEL083-922-0560)で、「桜まつり」が開かれる。3年ぶりの開催で、時間は正午から午後2時半まで。料金は8000円(税込み)で、要事前予約。    

 山口市出身のシンガー・ソングライター・ちひろの生演奏や、季節を味わう「お花見弁当」「桜ジェラート」を庭園(雨天時は本館広間)で楽しむことができる。    

 演奏される曲目は、「広い河の岸辺」「マイウェイ」など名曲のカバーや童謡詩人金子みすゞの詩などに曲をつけた「私と小鳥と鈴と」「明るいほうへ」など。柔らかな明るい歌声が、春のひとときを一層盛り上げる。食事の前後には、新緑が美しい春の庭園散策も可能。桜は、ソメイヨシノや山桜などが鑑賞できる。    

 山水園の庭園は、国指定登録記念物(名勝地)に指定されており、池泉、枯山水、露地(茶庭)の三つの様式を備える。大正中期の造園で回遊式の池泉庭園は、温泉水が流れ込む池に錦鯉が一年中泳ぎ回る。露地と枯山水は、京都の庭師・後藤重栄によって昭和20年代後半に作庭されたもの。さらに、本館と客間「行在閣」から成る建物群は、国の登録有形文化財に指定されてもいる。    

 「新型コロナの影響もあり、久々に開催する『桜まつり』。桜が咲いているつもりで、自然の中で心和む春の一日をのんびりと過ごして」と中野愛子社長。

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