J1横浜Mで今季ユースから昇格したDF西田勇祐(18)が25日、練習後のオンライン取材に応じ、プロデビューに強い意欲を見せた。すでに同期のMF山根陸(18)らが出場機会をつかんでおり、「すごいなと尊敬しているが、ほぼほぼ悔しさしかない。刺激をしっかり感じ、デビューしたい思いがより一層強くなった」と打ち明けた。
1月下旬の宮崎キャンプで負傷し、右脚の靭帯損傷で全治4~6週間と診断された。過密日程のシーズン序盤にユースのチームメートだった山根らがJ1初出場を飾り、「すごくうずうずして、試合を見るのもメンタル的にきつかった」という。現在は全体練習に合流し、「強度の高い日もしっかり入れるようになってきた。試合に出るためにさらにコンディションを上げていかないといけない」と語った。
中学時代から育成組織に所属。長短の正確なキックが持ち味で、最終ラインやボランチもこなせる守備のユーティリティー選手だ。
「どのポジションで出るにしろ、マリノスで求められるテンポや強度は絶対に必要。偉大な先輩方がいるので、もっと監督やコーチにアピールしていかないと」と熾烈(しれつ)な定位置争いに挑む。