【横浜M】マスカット監督 母国・豪を破った日本代表祝福「勝つべくして勝った」

笑顔で指示を出すJ1横浜Mのマスカット監督=横浜市内

 J1横浜Mのケビン・マスカット監督(48)が25日、7大会連続のワールドカップ(W杯)出場を決めた日本代表を祝福した。24日に母国オーストラリアが0―2で敗れ、「試合を見て分かる通り、日本は勝つべくして勝った。日本代表がW杯に出場するのは自分もうれしく思う」とたたえた。

 この日の練習後のオンライン取材でW杯最終予選について質問が及ぶと、両耳をふさいで聞こえないふりをアピール。B組3位が確定したオーストラリアの出場権獲得については、「とても難しい」と肩を落とした。

 アジアで長らくライバル関係にある日本とオーストラリア。代表経験も持つ指揮官は母国の世代交代の遅れを指摘し、「自分たちの国は本当に難しい時期にある。日本代表もそうだが、育成の部分でもアジアの成長が本当に早い。オーストラリアも良い選手はいるが、目立つような選手がなかなか育っていっていないのが現状」と課題を挙げた。

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