J2首位の横浜FCは26日、アウェー甲府戦に臨む。前節・岡山戦で引き分け、開幕からの連勝は4でストップ。仕切り直しの一戦へ、加入5年目のDF武田英二郎（33）は「またここから勝っていかないと、すぐ後ろのチームに追い付かれる。勝つことだけを考えてやりきりたい」と表情を引き締めた。
1年でJ1復帰を目指すチームは開幕5戦無敗と好スタート。J1王者の川崎から加入した長谷川を筆頭に積極補強が功を奏し、熾烈（しれつ）なチーム内競争が原動力となっているという。
25日のオンライン取材に応じた武田は、「ちょっと気を抜いたら（ポジションを）取られる感じがあるので、みんな危機感を持ってやっている。勝っても誰も内容に満足していない」と好調の要因を分析した。
横浜Mや湘南でもプレーし、今季でプロ12年目。13日の水戸戦では3バックの左で初出場し、積極的な攻め上がりで決定機にも絡んだ。
「信用して使ってもらっているので、変なプレーはせずに自分のできることを全力でやる」。ベテランらしい落ち着きで、スタートダッシュを狙うチームを支えていく。
