【東京都薬剤師会】薬剤交付支援事業、予定より早く締め切り/患者数急増で予算上限に到達

【2022.03.26配信】東京都薬剤師会は3月26日、「第100回臨時総会」を開催した。この中で、永田泰造会長はコロナ対応における薬局からの薬剤配送費などを支援する「薬剤交付支援事業」に関して予算上限に達し、予定よりも早く締め切ることになったことを報告した。本来は2月28日実施分までを見込んでいたが、2月中旬分の以降の実施分に関しては支払いが難しくなる見込みになったとした。

永田会長は薬剤交付支援事業について、予算上限が1億8000万円である中、12月までは3000万円の請求で、1月までの請求が5000万円を超える状況になっていた中、2月に1億1000万円の請求があり、予算上限額を超える見込みになったとした。

そのため、本来は2月28日実施分までだったが、2月中旬以降実施分の支援が難しくなったとした。

「国や東京都に継続できるような助成金等はないかなど交渉したが難しいとの返答でした。コロナ禍で医薬品提供体制を構築いただいたところでございますが、あまりにも患者数が想定外に増えたため、2月中旬以降の分につきましては請求いただいてもお支払いが難しい状況となりました。申し訳ございませんがご理解をいただけたらと思います」(永田会長)とした。

なお、この状況に関しては2日前に判明した内容とし、この場ではあくまで状況報告にとどまる。詳細は別途公表があると考えられる。

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