知らないと損をする英会話術119「ワンルームマンション」は間違い!?住居に関する表現

4月から新生活をスタートさせる人も多いのではないでしょうか? この時期にぴったりの引っ越しや住んでいる場所の話題に関するキーワードを紹介します。

Moveがキーワード

英語で「引っ越し」は「動く、移動する」という意味の動詞Moveを使ってMovingと表現します。

例)Good luck with your moving!

引っ越し、うまくいくといいね!

また、Moveの後にout, in, toを組み合わせることで、引っ越しの方向を表現することができます。

例)I’m moving to Paris in April.

4月にパリに引っ越します。

My sister moved out from home and moved in with her boyfriend.

妹は実家から出て、彼氏と暮らし始めた。

一人暮らし?実家?

日本のように単身者向けのワンルームマンションなどが少ないイギリスでは、大学生は大学の寮に入り、社会人になるとハウスシェアからスタートするのが一般的です。そのため、日本でよくある「一人暮らし?」という質問としてAre you living alone?(一人で暮らしていますか?)と聞いてもあまりピンとこない人が多いでしょう。「実家暮らしですか?」というふうに聞くほうが伝わりやすいです。

例)I’m living at my parents.

実家で暮らしています。

When did you move out from your parents?

いつ実家から出たの?

Since University.

大学からです。

実際に一人で暮らしている場合は、Ownを使うといいでしょう。

例)I live on my own.

一人暮らしです。

「ワンルームマンション」は通じません!

(C) RichartPhotos/ Shutterstock.com

日本語の「マンション」「ワンルームマンション」は英語では通じません。英語でMansion(マンション)は「大豪邸」を意味しますので、イギリス人の多くは、お城の一歩手前、ドラマの『ダウントン・アビー』のような建物をイメージするでしょう。ですから、「マンションに住んでいる」と言ったら、実際に大豪邸に住んでいない場合には大きな誤解を招くことになります。

また、Mansion(大豪邸)でワンルームということはあり得ないので「ワンルームマンション」も通じません。

House 家

Flat マンション(もしくはアパート、主にイギリス英語)

Apartment マンション(もしくはアパート)

Studio flat ワンルームマンション

日本でも増えてきたハウスシェア

欧米では、大きめの家やマンション(アパート)を数人でシェアするスタイルがとても一般的です。同居人たちとわいわいと仲間のように過ごすことを目的にしている場合もあれば、ほとんど会話することすらない完全に「お風呂やキッチンをシェアしている」だけの同居人に徹しているドライなハウスシェアなど、それぞれのスタイルがあります。

日本でも増えてきたハウスシェアですが、同居人を「ルームメイト」と表現するのは誤解を招くので気を付けましょう。英語でルームメイトと言うと「寝室をシェアする人」という意味になってしまうので、Housemate (ハウスメイト)もしくはFlatmate(フラットメイト)を使うのが正解です。

例)I’m living in a shared flat.

ハウスシェアをしているんだ。

Two of my flatmates study at same University as mine.

同居人のうちのふたりは同じ大学に通っています。

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