ドジャース移籍のフリーマン ブレーブスファンにお別れメッセージ

2010年代前半にポストシーズンへ進出していた時代、チーム再建により低迷した時代、そして4年連続地区優勝で頂点に上りつめた現在と10年以上にわたってブレーブスを支えてきたフレディ・フリーマンが今オフ、FAとなってドジャースと6年1億6200万ドルで契約した。後釜の一塁手としてマット・オルソンを獲得しているとはいえ、チームの看板選手の流出は、ブレーブスファンに小さくないショックを与えたに違いない。そのフリーマンはメジャーリーグ公式サイト上でブレーブスファンへのお別れのメッセージを公開している。

フリーマンからブレーブスファンへのメッセージは以下の通り。

「レギュラーシーズン開幕まで2週間を切りましたが、私がドジャースで人生の次のチャプターを歩み始めてから生じたいくつかの問題を取り上げてみたいと思います。

まず、私とアレックス・アンソポロス(ブレーブス編成本部長)の関係は依然として素晴らしいものです。今週初めに話したとき、私はアトランタで過ごした時間をいかに楽しんでいたか、特に昨年はワールドシリーズ制覇というスリルをみんなで味わえたということをアレックスに伝えました。また、私はドジャースの入団会見でのいくつかの発言についても謝罪しました。この1週間は、私にとっても、私の家族にとっても、とても感情的な1週間でした。

みなさんは、妻のチェルシーと私がブレーブスの球団組織全体とアトランタの街に対して常に最大限のリスペクトを持っていることを知っていると思います。私たち家族は、アトランタで過ごしたすべての時間が大好きでした。私たちはアトランタでの将来を思い描いていたので、この1週間はとても感情的になりました。しかし、神様には計画があり、すべての出来事には理由がある、と私たちは信じています。ロサンゼルス・ドジャースの球団組織は、私たちがまさにいるべき場所なのだと信じています。

私たちは2007年にブレーブスに入団して以来、築いてきた数えきれないほどの友情を、これからもさらに深めていきたいと思っています。

チェルシーと私は、アトランタのチャリティ団体と築いた関係を大切にしており、今後も彼らへの支援を続けていくつもりです。

今年のブレーブスには成功しかないことを祈っています。私は元同僚全員が大好きですし、彼らには引き続き成功を収めてほしいと思っています。

マット・オルソンと彼の家族の幸せを心から願っています。

この数週間、多くのアトランタのファンが手を差し伸べてくれたこと、そしてとてもポジティブな気持ちでいてくれたことに、私たちは感謝しています。

アレックスは、私にワールドシリーズ優勝リングをロサンゼルスで受け取るか、アトランタで受け取るかという選択肢を与えてくれました。私は6月にアトランタで、元同僚やコーチ、そして過去10年間にわたって素晴らしいサポートをしてくれたファンの前でリングを受け取る機会を与えてくれたことに感謝しています。

ブレーブスで過ごした時間は特別なものでしたが、今はドジャースで人生の次のチャプターを始めることを楽しみにしています。素晴らしいチームであり、クラブハウスには素晴らしいメンバーが揃っています。フィールドに出て、新しいチームメイトとともにプレーを開始するのが待ちきれないです。ドジャースが今後6年間、素晴らしい伝統の一部として、大好きなゲームをプレーし続ける機会を与えてくれたことに感謝しています。

私はブレーブス時代に自分のすべてを捧げてきましたが、新しい所属チームであるドジャースでも同じことを続けるつもりです。

また6月に、そして10月にお会いしましょう」。

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