伝統「南っ子太鼓」披露 保護者に都農南小児童

「南っ子太鼓」を披露した都農南小4年生

 都農町・都農南小(中岡千佳子校長、236人)の4年生34人が22日、5年生から4年生に代々引き継がれている「南っ子太鼓」を披露した。息の合った迫力ある演奏で、保護者ら約40人の感動を誘った。
 例年は同町・都農神社の夏大祭で奉納しているが、昨年は新型コロナ感染拡大のため祭りが中止に。練習の成果を披露する機会を設けようと、学校に保護者らを招いた。児童は「や!」という勇ましい掛け声とともに、大小の太鼓、リコーダー、鉄琴などで約5分間の演奏を披露した。
 締太鼓を担当した野村妃奈乃さん(10)は「リズムが良くて声も出た。演奏を見てもらえてすごくうれしい」、韓国光州市から1月に転入した上山晴さん(10)は「緊張したけれどうまくいった。(今後も)友達と遊んで漢字を覚えたい」と達成感をにじませた。

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