防火、防災へ意識新た 宮崎市で県消防大会

式典後、記念写真に収まる受賞者ら=19日午後、宮崎市清武文化会館

 県消防大会(県、県消防協会主催)が19日、宮崎市清武文化会館であり、消防団員や自治体の消防職員が士気を高め、防火、防災への意識を新たにした。
 昨年に引き続き、新型コロナウイルス禍のため規模を縮小し、表彰式を中心に実施。約80人が出席した。
 式では、河野知事が「自然災害が激甚化、広域化する中で、共助の中心を担う消防団の役割は大きくなっている」とあいさつ。その後、永年勤続者ら計178人と6団体を表彰した。
 消防庁長官表彰「功労章」を受けた小林市消防団の芝原靖彦団長(60)が「思いを新たに、消防の職務達成のため努力することを誓う」と謝辞を述べた。
 県消防保安課によると、県内の消防団員は昨年4月1日現在で1万3971人。この10年で1168人減り、団員確保が課題となっている。

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