京急「歌う電車」、「おしゃべり自販機」として復活 ファンの要望受け、横浜駅設置へ

横浜駅に設置される「おしゃべり自販機」のイメージ(京浜急行電鉄提供)

 「ドレミファインバーター」の名で親しまれていた京浜急行電鉄(横浜市西区)の車両の発車音が流れる自動販売機が4月1日、横浜駅に導入される。機器更新に伴い昨年7月に「引退」した車両のメロディーだったが、多くのファンの要望に応えて“復活”する。

 「おしゃべり自販機」と銘打ち、京急ストア(同)が京急線横浜駅北口改札内に設置。音階を奏でる機器が搭載されていた京急1000形をモチーフにしたデザインで、缶やペットボトル飲料を販売する。

 音声は「ドレミファインバーター」のほか、「まもなく快特品川行きが発車いたします」といった運転士や車掌のアナウンスなど計5種類。コイン投入時や商品ボタンを押した際に計3回、ランダムで流れる。

 自販機の横には、駅名板キーホルダーなどを販売する「京急グッズ自販機」も設置。同社の担当者は「復活したドレミファインバーターをはじめ、鉄道の“生の音”をぜひ味わってほしい」と話している。

 問い合わせは、京急ストアお客さまダイヤル電話0120(34)0453。

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