障害児通所給付費8700万円以上を不正請求 藤沢の事業者、指定取り消し

神奈川県庁

 8700万円以上の障害児通所給付費を不正請求したとして、神奈川県は28日、放課後等デイサービスなどを運営する藤沢市鵠沼橘1丁目の「ミライ・オ」について、指定障害児通所支援事業者の指定取り消しを通知した。取り消しは31日付。

 県によると、同事業者が藤沢市と茅ケ崎市内で運営する計4カ所の児童発達支援や放課後等デイサービスで2018年11月から昨年7月にかけて、管理責任者を適正に配置していなかったり、資格要因を満たさない者を児童指導員として申請したりするなどの人員基準違反があった。

 人員基準に違反した状態で給付費の請求をしたほか、要件を満たさずに加算の請求をするなどしたという。

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