幼保連携、病児保育、子育て支援センターなど5つの機能集約 神奈川・横須賀市が拠点完成

横須賀市職員厚生会館をリノベーションした子育て支援拠点「すくすくかん」=同市小川町

 横須賀市の子育て支援拠点施設「すくすくかん」(同市小川町)が完成し、4月に開園する。旧市職員厚生会館をリノベーションした建物に、保育施設や病児保育など五つの機能を併設し、子育てを総合的に支援する。

 同施設は鉄筋6階建て(総床面積約2900平方メートル)。総事業費約7億4千万円のうち、施設整備費の約4分の3に当たる約5億5千万円は、防衛省が適用を拡大した助成金が充てられる。

 1~3階部分に市立上町保育園と鶴が丘保育園を統合した幼保連携型認定こども園「中央こども園」(定員150人)を開園するほか、1階に病児・病後児保育センター、4階に子育て援助活動事業「ファミリー・サポート・センター」、5階に子育て支援センターと一時預かり保育施設を備えた。

 2日に行われた内覧会で、上地克明市長は「一つの施設で連携することで、全国的にも類を見ない子育て拠点になる」とその役割に期待した。

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