沖縄コロナ362人感染 オミクロン派生型は新たに12人(3月29日朝)

 沖縄県は28日、新たに10歳未満から90代までの362人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。6日連続で前週の同じ曜日を上回った。
▼【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況
 オミクロン株の派生型で感染力の強い「BA・2」について、3月第4週の検査分として新たに12人の感染も確認された。第4週は計17人となった。  BA・2は3月第1週2人、第2週3人、第3週10人と推移し、第4週はさらに増加した。第4週の検査検体は96人で陽性率17.7%に上昇し、置き換わりが進んでいることがうかがえる。沖縄本島以外にも宮古や八重山でも確認されている。
 1日の感染者数が前週の同じ曜日より多い状況が続いていることについて、県の糸数公医療技監は、東京や大阪でも感染者数が増えつつあり「春休みで人の流れ、行き交う人が多く、感染も増加に転じる可能性はある」と指摘した。米軍関係は嘉手納基地やキャンプ瑞慶覧で各9人など計31人の感染が県に報告された。累計は1万1431人。
(當山幸都)
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