新燃岳 噴火レベル「2」上げ 火山性微動2分観測 気象庁調査

 霧島連山・新燃岳(1421メートル)の噴火警戒レベルを「2」(火口周辺規制)に引き上げたことを受け、気象庁は28日、鹿児島地方気象台の職員2人を派遣し、火口の熱やガス観測など現地調査を実施した。地表の温度などに変化はなかったが、同日は約1年半ぶりにマグマや熱水の移動などによって起こる火山性微動を確認。火山活動が高まった状態が続いているとして、同気象台は「小規模な噴火の可能性がある」と再度注意を呼び掛けている。

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