エリザベス女王 約1000万円の高級ゴルフバギーを入手 城の敷地内を快適に移動

エリザベス女王(95)が、快適に動き回ることができるよう、高級ゴルフバギーを入手したそうだ。運動能力に問題があり、最近の公務では杖を使っている女王だが、2週間前に6万2000ポンド(約1000万円)の4人乗りカートを受け取り、既に愛犬とウィンザー城の敷地内を移動するのに使っているという。

ある情報筋はザ・サン紙の日曜版でこう語っている。「届いたカートを、女王と側近たちは既に使っています」「先週はそれを使って、私有地を犬たちと周っておられました」「脚のこわばりに悩んでおられるので、カートは移動に完璧な解決策です。女王陛下は最近、新型コロナウィルス感染や背中の痛みを経験されましたが、これは来月96歳になられる方にはもちろんのこと、誰にとっても辛いものです」

この時速約70kmの電動カートは、デンマークのガリア社がメルセデス・ベンツと提携して開発したもので「多くの乗用車を凌駕する」と評されている。

バッテリーの再充電が必要になるまでの走行距離は80km、茶色のレザーシート4席があり、冷蔵庫からお菓子を取り出したり、ハンドル横のタブレット型端末の10インチスクリーンで天気予報や地図情報をチェックしたりできる。

バギーには「全天候型」のドアと窓があり、年間を通して使用できるほか、ヘッドライト、14インチの合金ホイール、ロック可能なトランク、ヒーター付きフロントガラス、カップホルダー、Bluetoothスピーカーまで装備されている。

同関係者は「カートが城に新たに装備されたのは、みんな素晴らしいアイデアだと思っています。これは間違いなく女王にふさわしいもので、公務に役立つことを願っています」「誰もが、できるだけ長く陛下に姿を見せていただきたいと望んでいます」「女王はきっと、いつものように歩いて行事に参加されたいでしょうが、今は苦労しておられるようです」

エリザベス女王の母の皇太后は、2002年に101歳で崩御するまでの数年間、定期的にゴルフバギーを使ってイベントに参加していた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

© 株式会社神戸新聞社