脊椎負傷のフィル・コリンズが最後のステージ ドラム叩けず椅子に座って歌声披露

ミュージシャンのフィル・コリンズ(71)のラストライブが終了した。マイク・ラザフォード(71)とトニー・バンクス(72)と共に、ジェネシスの「ザ・ラスト・ドミノ?」ツアー最後ともなるステージが26日、ロンドンのO2アリーナにて開催された。

健康問題でドラムが叩けない中、椅子に座って歌声を披露したフィル。「本物の仕事に就かないといけない」と話していた。ちなみにドラムは息子ニック・コリンズ(20)が担当した。

そしてフィルの娘リリー・コリンズ(33)は、インスタグラムに父のラストライブの模様を投稿。「今夜、ある時代が終わりを迎えた。このラストライブを目撃できたことは確実に人生の思い出となった。私の心に永遠に残るものになる。終わりなき感謝という言葉では言い足りない。O2のステージにあまりに大きな愛があった。そして更に大きな愛が、観客の間に生まれ、誰もが終わって欲しくないと思っていた。思い出をありがとうジェネシス。そしてこんなインスピレーションをくれたお父さんにありがとう。ニック・コリンズ、私を最高に誇り高い姉にしてくれてありがとう。このツアーが終わっても、50年間の曲、そしてあなた達を祝福する世代が続いていく」

フィルは2009年のパフォーマンスの際に首の脊椎を怪我し、その2年後には神経損傷のためパフォーマンスから退くことを宣言。2015年の復帰の際もドラムは演奏できない状態にあったが、同ツアーについて、「ちょっと身体的に大変で、とても悔しい気持ちさ。息子と一緒にプレイしたいからね」と話していた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

© 株式会社神戸新聞社