UKバンドのグラス・アニマルズが4週連続全米シングル1位。スパイス・ガールズ以来の25年ぶりの快挙

Glass Animals - Photo: Joseph Okpako/WireImage

今月初め、歴代最長となる59週目にしてようやく全米シングル・チャート1位に到達したグラス・アニマルズ(Glass Animals)の「Heat Wave」が、その後4週連続首位をキープしている。

米ビルボードによると、UK出身のグループが全米チャートで4週連続1位を獲得したのは、1997年のスパイス・ガールズの「Wannabe」以来の快挙となる。

また過去にはスパイス・ガールズ「Wannabe」以前でUKのグループが全米チャートで4週連続1位を獲得した楽曲は、ピンク・フロイド「Another Brick in the Wall (Part II)」、クイーン「Crazy Little Thing Called Love」、ザ・ローリング・ストーンズ「Honky Tonk Women」と「(I Can't Get No) Satisfaction」といった楽曲がそれぞれ4週連続全米1位を獲得している。

そしてUK出身グループによる最長全米No.1記録は、ザ・ビートルズが1968年に「Hey Jude」で記録した9週連続となっている。

グラス・アニマルズのフロントマン、デイヴ・ベイリーは、先月開催されたブリット・アワードの会場でNMEの取材に「Heat Waves」の成功についてこう語っていた。

「この曲には何かがある。タイミングもあったと思います。パンデミックの間、みんながノスタルジーを感じているように思えました。誰も外に出て新しい思い出を作ろうとはせず、みんな昔の思い出を追体験していた。この曲はそれについて歌っています。それは思い出であり、人恋しさであり、この時代には誰もが人恋しさを感じているんです」

Written By Tim Peacock

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