【新型コロナ】横浜市 5人死亡、801人感染 病院、特養でクラスター

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は30日、新たに5人の死亡と、10歳未満~100歳代の男女801人の感染を確認したと発表した。軽症784人、無症状8人で、9人の症状が分かっていない。

 市によると、亡くなった5人のうち3人はいずれもクラスター(感染者集団)が発生している病院の入院患者や施設の入所者。

 東戸塚記念病院(同市戸塚区)では、90代女性が20日に陽性と判明。同日死亡した。同病院での死者は5人になった。

 高齢者入所施設では90代女性が17日に施設で倒れ、死亡が確認された。検視の際に陽性が判明し、死因は新型コロナ感染症とされた。介護老人保健施設に入所していた70代女性は発熱し、26日に陽性が判明。28日に亡くなった。

 金沢区の90代女性は22日に陽性と判明。自宅で往診医が見守る中、29日に死亡した。西区の60代男性は5日に陽性が判明、24日に死亡した。

 市内では、元気会横浜病院(同市緑区)、菊名記念病院(同市港北区)、特別養護老人ホーム、小規模多機能施設、放課後等デイサービス、障害者通所施設2施設で感染が拡大し、市はクラスターと認定した。

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