【新型コロナ】神奈川のコロナ陽性率、公表再開 感染拡大で2月に停止

神奈川県庁

 神奈川県は29日夜、新型コロナウイルス感染症の検査陽性率の公表を県ホームページで再開した。無症状の県民を対象にした無料検査事業の検査結果に基づく「市中陽性率」は、同日公表分で7.92%だった。今後、平日は毎日更新する予定。

 県によると、28日時点で県内の無料検査事業の検査査数は480件で、このうち陽性が報告されたのは38件だった。

 県はこれまで1週間平均の検査陽性率と検査実施人数を公表していたが、感染拡大に伴う医療機関などの逼迫(ひっぱく)を受け、2月8日から公表を停止した。陽性率の算出方法も、従来は行政検査などの数に対する陽性報告数で算出していたが、陽性報告数には検査を受けていない疑似症患者の数なども含まれていた。このため公表する数値を見直し、無料検査事業での検査結果を「市中陽性率」として公表した。

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