横浜高島屋で「東北駅弁まつり」 先日の地震で観光客減、復興支援へ うにごはん、網焼き牛たんなど人気商品並ぶ

横浜高島屋で開催している「東北駅弁まつり」。東北で人気の駅弁を期間限定で販売している=横浜市西区

 横浜高島屋(横浜市西区)は30日、東北で人気の駅弁を集めた「東北旅行を満喫 東北駅弁まつり」を開始した。16日に発生した地震で、新幹線の運休などの影響を受けている東北地方の観光業や飲食業の復興につなげたいという。地下1階総菜売り場の一角で、4月5日まで。

 一ノ関駅(岩手県)の「平泉うにごはん」(1500円)や、仙台駅(宮城県)の「網焼き牛たん弁当」(1180円)など青森を含む3県を中心に、人気の駅弁約10種類を販売している。

 東北の駅弁各社は、新型コロナウイルス禍を背景とする旅客の減少に加え、地震によって観光客数が減るなどの影響を受けている。同店は、各社の駅弁を取り扱い、販売機会を創出する考えだ。

 担当者は「地震の影響を受けている駅弁業界を支えるとともに、お客さまに東北の魅力を伝えたい。少しでも旅行気分を味わってもらえれば」と話している。

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