ひき逃げ、7歳女児が右腕骨折 父憤り「出血の子置いて…」情報求める 豊見城

 24日午後3時から4時ごろにかけて、沖縄県豊見城市豊見城の県道7号でT字路の交差点付近を歩いていた女児(7)が走行中の軽自動車と接触し、転倒する事故が発生した。女児は右腕骨折や顔や腕に擦過傷などのけがを負った。軽自動車の運転手は必要な措置などを取らず、その場から走り去った。豊見城署はひき逃げ事故として、車の行方を追っている。

 豊見城署によると、軽自動車は県道7号を豊見城市方面から那覇市小禄向けに走行していた。運転していたのは30代から40代ぐらいの男性で、「大丈夫?」などと女児に声を掛けた後、その場から車で走り去ったという。署は事故当時の詳しい状況を調べると共に、現場付近に看板を立てるなどし、情報提供を呼び掛けている。

 一方、ひき逃げ事故で被害に遭った女児の父親が30日、琉球新報の取材に応じ、事故の情報提供を広く呼び掛けた。「(発生当時)娘は顔から出血していた。上半身には複数の擦り傷が残っており、けがをした幼い子どもを置いて、その場を離れるというのは考えられない」と憤る。女児は現在、車の音に過敏になっていて、心のケアも必要な状態だという。「事故の目撃情報が少ない。事故に関する情報を見聞きしたら寄せてほしい」と訴えている。

 
【関連ニュース】
▼沖縄の事件・事故
▼正面衝突した運転手、徒歩で逃げ去る…
▼車ぶつけて殺人未遂…男に執行猶予付き有罪
▼夜のコンビニに刃物男「金を出せ」→30分後に出頭 強盗未遂容疑で逮捕
▼車が全焼、男性の遺体…死因は失血死

© 株式会社琉球新報社