SDGs未来都市に選定されている三重県の「いなべ市」。アウトドアシティを掲げていることもあってハッピーキャンパーの皆さんはご存知の方も多いのではないでしょうか?「青川峡キャンピングパーク」や昨年オープンしたばかりの「やまてらす」など人気のキャンプ場もある同市は、”カジュアルなSDGs”を掲げ、地域の未来のために「大切」かつ「楽しい」活動を行っています。大人も子供も楽しめて、そして大切なことを分かりやすく伝えているいなべ市の取り組みはどのようにして産まれ、目指す先のビジョンはどんなものなのか、そしてどうやって企画を考えているのか。素敵な活動に興味津々のハピキャン編集長「大西」が現地まで取材へ行ってきました!
SDGs未来都市に選定されたアウトドアシティ三重県「いなべ市」ってどんなところ?
みなさんは三重県の「いなべ市」をご存知でしょうか?
「いなべ市」は三重県の最北端にあり人口は約4万5000人、面積の58%が山林という自然豊かな街です。
名古屋から50分、京都からは90分でアクセスが可能な好立地。いなべ市には季節を問わず自然を求めて都市部から多くの方がやって来ます。
そんないなべ市ですが、令和2年7月にSDGs未来都市に選定されました。
それだけでなく、SDGs未来都市のなかでも先導的取組を行う都市として「自治体SDGsモデル事業」にも認定されているんです。
☝️SDGs未来都市とは☝️
SDGs(Sustainable Development Goals「持続可能な開発目標」)達成に向けた優れた取組を提案した都市が選定されます。
ただ、いなべ市と聞いても「何があるのかわからない」という方も多いはず。
まずは、いなべ市にはどのような施設があるのかを少しご紹介しますね。
人気キャンプ場の「青川峡キャンピングパーク」「やまてらす」がある
アウトドアシティを掲げるいなべ市には、「青川峡キャンピングパーク」や昨年オープンしたばかりの「やまてらす」といった2つの人気キャンプ場があります。
ハピキャン内でこの2つのキャンプ場を紹介した記事もあるので、いなべ市のことは知らなくても、「そのキャンプ場なら知っているよ」というハッピーキャンパーさんもいるのではないでしょうか?
ファミリーからソロまで多くのキャンパーが訪れる「青川峡キャンピングパーク」。場内にドッグランがあり、ペットと一緒にキャンプを満喫できる「やまてらす」
2つのキャンプ場にはそれぞれの特色があるため、同じ市内でも異なるスタイルのキャンプを楽しむことができます。
また、今年にはノルディスクといなべ市が一緒に創り上げたキャンプ場「Nordisk Hygge Circles UGAKEI」がオープン予定です。
アウトドアシティとしてどんどん躍進するいなべ市。アウトドア好きなら知っておいて損はない街ですよ!
“美味しい”が集まる商業施設「にぎわいの森」がある
2019年にいなべ市は放棄地であった森林を活用して「にぎわいの森」をオープンしました。
にぎわいの森には、行列が絶えないパン屋さんの「魔法のぱん」、名古屋で13年間フランス料理屋を営んでいたシェフが構える「食肉加工屋FUCHITEI」など、美味しいものを扱うお店が複数あります。
そして、何より面白いのが、にぎわいの森はいなべ市役所に隣接して展開されていること。
つまり、いなべ市にとって市役所はいわゆる「お堅い場所」ではなく「面白いコト・モノが集まる場所」という位置付けなのでしょう。
いなべ市の紹介はこれぐらいにして、今回の本題である「いなべ市のSDGs」の取り組みについて、深堀していきます!
「SDGs=難しい」? そんなことはないんです!身近にあるSDGsってどんなもの?
いなべ市に訪問した大西編集長を出迎えてくれたのは、いなべ市役所商工観光課の佐藤祐孝さん。いなべ市の“カジュアルなSDGs”を市内・市外に発信しているキーマンの1人です。
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佐藤さん自身がカジュアルな雰囲気。話しやすそうで安心(笑)
いなべ市はどのような活動を行なっているのか、そして“カジュアルなSDGs”って一体どんなものなのか。大西編集長が根掘り葉掘り聞いちゃいます!
「SDGs=難しい・堅苦しい」という思い込みをなくすことが大切
大西編集長と佐藤さんが集まったのはいなべ市にあるキャンプ場の「やまてらす」
天気も良くまさにキャンプ日和のなか、お二人の対談が始まりました。
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早速ですが、教えてください。いなべ市は“カジュアルなSDGs”を大切にしているとのことですが、なぜ「カジュアル」がキーワードなのでしょう?
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まずは「SDGs=難しい・堅苦しい」というイメージを無くしたいんです。周りにヒアリングをしてみると、SDGsに対して肩肘を張りすぎている人が多いような気がして。
最近なにかと耳にする機会が多い「SDGs(持続可能な開発目標)」。よく聞くことはあっても「正直よくわからない、なんか難しそう」というイメージを持っている方もいるのではないでしょうか?
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SDGsに取り組むには大きなことをしないといけない、と思っている方も多いかもしれないんですが、私はそんなことはないと思ってるんです。
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なるほど。SDGs すなわち「持続可能な開発目標」を指しますが、言葉だけ見ると難しく考えちゃうかもしれないですね。
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そうなんです。だからいなべ市では、SDGsを堅苦しく説明するのではなく「おしゃれ」「かわいい」といった分かりやすく共感が生まれるデザインや、「楽しい」「やってみたい」と思えるようなイベントを通して訴求することに大切にしています。
☝️このイベントはコロナウイルスの影響で一度は延期されましたが、改めて2021年12月に開催されました。
こちらはいなべ市が2021年に実際に行ったイベントの案内チラシです。
「いなべの里山で楽しくSDGsを学ぼう!」とあるように、面白くワクワクするような体験を通してSDGsを学んでもらうイベントでした。
「SDGsとはこういうものだ」と一方的に伝えるのではなく、参加者と一緒に遊びや体験を通して学んでいくのがいなべ市のスタイル。
ちなみにこのイベントではハピキャンも一緒にコンテンツを作らせてもらいました!
「いなべ市版SDGsチェックシート」で身近にあるSDGsを確認してみよう
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いなべ市内のお店や企業から「SDGsに取り組みたいけど、まずはどうしたらいいのかわからない」といったご相談を受けることもあります。
お話を伺ってみると、皆さん気づいてないだけで、実はSDGsに取り組んでいたというケースもよくあるんです。
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気づかないうちにSDGsに取り組んでいたというのは??
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例えば「こまめに電気を消す」「調理で使用した油をそのまま捨てない」など、普段当たり前のようにしていることがSDGs的な活動でもあるんですよ。
佐藤さんが例に挙げた、節電や環境に配慮した行為は「資源を大切にしている行為」とも言えます。
つまり、それだけでSDGsの取り組みに携わっているということでもあるんです!
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そういった声から、いなべ市内の事業者の活動を、SDGsの17のゴールに関連付ける、チェックリスト型ツール「いなべ市版SDGsチェックシート」を作成しました。
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このチェックシートを見て頂くと「こんなこともSDGsなんだ」と思う項目もあると思います。
筆者も実際にやってみましたが、「これがSDGsに関係することなんだ〜」と思う項目も。
SDGsに関心を持ったとき、新しいことをやろう!と無理をするのではなく、まずは今自分が行っている行動を見直すことから始めるのがいいかもしれませんね!
ゴミ拾いだって立派なSDGsのひとつ 一人ひとりが実践できるSDGsはたくさんある
「ちょっとちょっと、なんでこんなことになってんの〜!!」
大西編集長と佐藤さんが真剣に話していると、なにやら聞き覚えのある声が響いてきました。
現れたのはナイスキャンプマン!大西編集長と佐藤さんがやまてらすにいると聞いて、駆けつけてくれたようです。
両手にはたくさんのゴミが...なんで?(笑)
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ここに来る途中でゴミがたくさん落ちてたから拾いながら来たよ〜。
道端のゴミも見逃さないナイスキャンプマン。さすがです!
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ゴミ拾いだって「僕たちが地球に住み続けるための行動」のひとつ。つまり立派なSDGsだからね!
ナイスキャンプマンの言う通り、ゴミ拾いだって立派なSDGsのひとつなんです。
ゴミ拾いには特別な道具や技術は必要ありませんよね。ということは、誰でもできるコトです。
どうでしょうか?ここまでのやり取りから「あれ?SDGsって意外にハードル低いかも」と思えるようになってきたのではないでしょうか?
そんなこんなでナイスキャンプマンも対談に合流です。
いなべ市が目指す 気軽に「SDGs×アウトドア」を体験できる街
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佐藤さんはいなべ市をどんな街にしたいのですか?
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いなべ市が気軽に「SDGs×アウトドア」を体験できる街になったらいいなと思っています。
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「SDGs×アウトドア」ってすごくいい!楽しそう♪
「SDGs×アウトドア」とは一体どういうものか、どうしてその考えになったのか、これは気になります!
いなべ市の魅力を見つめ直したときに「自然」が資源であると気づいた
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なぜ「アウトドア×SDGs」なのでしょうか?
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いなべ市でSDGsを推進するにあたって「いなべ市にあるモノ・魅力のあるコト」ってなんだろうと考えたんです。
極端な話ですが、大型のアミューズメント施設などを誘致できれば、注目も集まりますし、大規模なことも取り組めますよね。
でも、そうではなく地元の資源をうまく使った形にしたかったんです。
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あくまで、今あるものを大切にしたいということですね。
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いなべ市は面積の58%が山や森です。名古屋から1時間でアクセスできる位置にありながら、これほど豊かな自然に囲まれているのは強みだなと。
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いなべ市には「青川峡キャンピングパーク」のように楽しみながら自然と触れ合える施設もあります。
既存の施設や、放棄地とされていた森林を有効活用することで、アウトドアを軸としたSDGsを展開できるのではないかと思ったんです。
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いなべ市には何度も来ているけど、本当に自然が豊かだよね!
また、いなべ市は鈴鹿山脈の麓に位置するため、登山好きの方も多く訪れます。
キャンプだけでなく、登山も楽しむことができる街は、そう多くは無いように思います。
佐藤さんがいなべ市の魅力を考えたとき、「自然」が思い浮かんだのも頷けますね!
いなべ市のSDGs推進の核を担うのは「にぎわいの森」
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自然に囲まれた中で、美味しい物がたくさん集まる「にぎわいの森」ですが、実はいなべ市におけるSDGs推進の核でもあるんです。
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いなべ市の「SDGsの核」とは、どういうことでしょう?
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「にぎわいの森」は、訪れた人たちが「この空間は自然がいっぱいで美味しいものがあって心地いいな」と思ってもらえるようなコンセプトのもと作られています。
にぎわいの森はSDGsの核と言いましたが、実は施設内に「SDGsとはこういうものだ」というような案内や掲示は敢えてしていないんです。
筆者も何度か「にぎわいの森」には足を運んだことがありますが、施設内にはSDGsの案内はあまり見受けられませんでした。なんとなく「自然に囲まれて落ち着く空間だなぁ」と感じた覚えがあります。
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小難しく押し付けるようにSDGsを推進しようとしても、受け入れてはもらえません。
そのため、にぎわいの森では直感的に「美味しい」「心地よい」と感じてもらうことを大切にしています。
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まずは「にぎわいの森」自体を楽しんでもらうことが一番というわけですね。
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その通りです。そして、ひと通り楽しんだ後に「あの食材っていなべ市産のものだったんだ」「にぎわいの森は放棄地だった森林を活用したものなんだ」など気づいてもらえればなと。
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資源の再活用や地場産品を磨きあげることもSDGsですもんね。
「美味しい」「楽しい」など五感で心地良さを体験してもらい、そこからSDGsへの理解を深めるきっかけを作る。
つまり、いなべ市にとってにぎわいの森は「SDGsへの入口」とも言えます。
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にぎわいの森に多くの人が訪れるほど、いなべ市のSDGsを知ってもらうきっかけにもなるってことなんだね!
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その通り!さすがナイスキャンプマン、良いこと言うね!
「山辺」をポジティブに捉え、楽しめる空間に変えていく
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最終的には「山辺(やまべ)といえば、いなべ市」というイメージが浸透していけばいいなと思っています。
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「山辺」ですか。「海辺」と言えば、鎌倉や湘南が思いつきますが、正直「山辺」と聞いて思いつく街はまだないかも...
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そこなんです。海辺と聞けば連想する街や物はあるのに、なんで山辺には無いのだろうと思って。
むしろ「山辺」はネガティブなイメージとして捉えられているのかなと。
いろんなものが連想できる「海辺」に対して、まだそれほどイメージが浸透していない「山辺」
どちらも「自然」であるのに、抱く印象に関しては大きな差があるように思います。
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でも、海辺と同じように、山辺にもたくさんの魅力があると思うんですよ。
いなべ市には多くの森林がありますが、自然や周辺の地域資源を活用して、「楽しめる空間」をどんどん創り出したいんです。
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その先導例がにぎわいの森というわけですね。なるほど、ちょっとイメージが掴めてきました!
ちなみに「青川峡キャンピングパーク」や「やまてらす」で販売されている薪は、いなべ市の間伐材を使用しています。
キャンプには欠かせない焚き火。そして焚き火には薪は必要な存在。薪が安定してキャンプ場に供給されているのは、いなべ市が山辺の恩恵も受けているからとも言えますね。
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「山辺」はポジティブな空間。いなべ市のSDGsの取り組みを通して、多くの人にこの想いが伝わればいいなと思います。
いなべ市が発信する“カジュアルなSDGs”とは“誰でも気軽に参加できるSDGs”
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ここまで、いなべ市のSDGs取り組みや指針をお伺いしましたが、ズバリ“カジュアルなSDGs”とはどのようなものでしょうか?
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“誰でも気軽に参加できるSDGs”という言葉が一番しっくりきますね。
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繰り返しになりますが、いなべ市はSDGsを小難しく発信するつもりはありません。
「楽しい」「美味しい」「面白い」と感じた延長線上にSDGsがある、というような仕組みを作りたいと考えています。
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なるほど。ポジティブな感情を起点としてSDGsに興味を持ってもらうわけですね。
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「にぎわいの森で食べたホットドックが美味しかった」
「青川峡キャンピングパークでのキャンプが楽しかった」
「いなべ市の景色がすごく綺麗だった」など入口はなんでもいいんです。
大切なのは、体験してもらうこと。
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そして結果的には、楽しみながら体験したことが、SDGsに繋がっていた。
これって最高の形だと思うんですよ。
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「SDGs=楽しいこと」というイメージが根づけば、SDGsに対するハードルもグッと下がりますね。
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しかし、行政が独りよがりにSDGsを発信するだけでは「SDGsは気軽に参加できるもの」というイメージは定着しません。
そのため、民間企業や街のお店と一緒に創り上げていくことを、いなべ市は大切にしています。
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現在、いなべ市では企業との連携事業として「いなべSDGs4Tプロジェクト」も行っています。
このプロジェクトでは「日常生活・体験から気付くSDGs」をテーマに、企業といなべ市がパートナーシップを結び、おしゃれでカジュアルな体験型ワークショップを展開しています。
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「にぎわいの森」のような商業施設でのSDGs推進だけでなく、企業と連携してワークショップ型のSDGsイベントも行っているんですね!すごい...。
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これも、いなべ市の取り組みに賛同してくれる企業さんがいるから出来ることです。
僕らだけじゃ出来ることに限界はありますからね。本当に感謝しています。
いなべ市の“カジュアルなSDGs”とは“誰でも気軽に参加できるSDGs”
いなべ市が大人から子どもまでSDGsに参加しやすい仕組みを作れているのは、官民が一体となりSDGsに取り組んでいるからなんですね!
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SDGsを発信するうえで、なにより大切なのは「自分たちも楽しむこと」!
自分たちが楽しいと思えないことを発信しても、人の心には響きません。
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「自分たちが楽しむこと」ですか。佐藤さんのそういった想いがあるからこそ、いなべ市の取り組みは遊び心があり、魅力的なんですね!
いなべ市のSDGs取り組みの根幹は「楽しく体験してもらう」。
そして、「楽しい」と感じてもらうことで、SDGsの理解も深めてもらう仕組みを作る。
なぜいなべ市が“カジュアルなSDGs”を大切にしているかわかった気がします!
メ〜テレ(名古屋テレビ放送)が「いなべ市SDGs推進パートナー」になりました!
今回、ハピキャンの大西編集長がいなべ市に向かったのは、もうひとつ目的がありました。
いなべ市では、SDGsの活動に取り組んでいる企業や団体を「いなべ市SDGs推進パートナー」として認定し、市と連携してSDGsに取り組める制度を行っています。
そしてこの度、メ〜テレ(名古屋テレビ放送)が「いなべ市SDGs推進パートナー」として認定されたのです!
「いなべSDGs認定パートナー」の証である認定証を受け取った大西編集長。
これまでもハピキャンは何度かいなべ市に番組ロケやイベントで訪れていますが、これでよりいなべ市との関係性が深まったとも言えるでしょう!
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これからもいなべ市は“カジュアルなSDGs”を発信し続けていきたいと思っています!
大西編集長やハピキャンチーム、ナイスキャンプマンも頼りにしていますよ。力を貸してくださいね!
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もちろんです!佐藤さんからいなべ市の取り組みや想いを聞いて、とてもワクワクしたし、僕らも力になりたいと思いました。
一緒に頑張っていきましょう!
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ナイスキャンプマンも一緒に頑張るよ!
いなべ市×ハピキャンのSDGsイベント「アウトドアいなべ自然体験」が開催されました!!
「いなべ市SDGs推進パートナー」となったメ〜テレ(名古屋テレビ放送)。
早速、いなべ市×ハピキャンのSDGsイベント「アウトドアいなべ自然体験」が3月12日.13日に開催されました。いなべ市とハピキャンの連携力とフットワークの軽さがすごい!
ゲストには「キャンプ職業案内」著者の“さくぽん”こと佐久間亮介さんにお越しいただきました。なんて豪華なイベントなんだ...!!
ネイチャートレッキング中にカールツァイスの双眼鏡で自然観察してみたり
ファイヤースターターで火起こしに挑戦してみたりと、楽しいこと盛りだくさんのイベントでした!
ちゃっかり筆者も参加させてもらいましたが、本当に楽しかったです(笑)
これから、ますます面白くなる山辺の街「いなべ市」
アウトドア好きだけでなく、多くの人を惹きつける魅力がこの街にはあると筆者は思っています。
「山辺といえば、いなべ市」というイメージが定着するのは、そう遠くない未来かもしれませんね。
色々お話をしてくれた佐藤さん、そして駆けつけてくれたナイスキャンプマン、今回はありがとうございました!