つながる鉄道7機関の車両ずらり 相鉄・東急直通線開業1年前で撮影会 キャラクターも登場、広域ネット化をPR

直通線開業1年前を記念し、ずらりと並んだ7社局の車両。(左から)埼玉高速鉄道、東京都交通局、東京地下鉄、東急電鉄、相模鉄道、東武鉄道、西武鉄道=川崎市中原区の東急電鉄元住吉検車区

 相鉄線羽沢横浜国大駅(横浜市神奈川区)と東急線日吉駅(同市港北区)を結ぶ新路線の開業1年前を記念して、直通運転によってつながる7社局の車両が一堂に会する報道機関向け撮影会が31日、川崎市中原区で開かれた。相模鉄道のキャラクター「そうにゃん」と東急電鉄の「のるるん」も登場し、広域鉄道ネットワークの始動をPRした。

 新路線「相鉄・東急直通線」は、羽沢横浜国大と新横浜、新綱島、日吉の4駅を主に地下で結ぶ約10キロの区間で、2023年3月に開業予定。相鉄と東急のほか、東京地下鉄、東京都交通局、埼玉高速鉄道、東武鉄道、西武鉄道の7社局14路線を結ぶこととなり、神奈川県央地域や横浜市西部から東京、埼玉に至る広域的な鉄道ネットワークが誕生する。具体的な運行計画は今後、発表するという。

 撮影会で東急の担当者は「各地域から乗り換えなしで行き来できるようになり、交通利便性、速達性がますます向上する。(新路線の)新駅設置で沿線地域の活性化にも寄与したい」と話した。

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