パドレスがパイレーツの球宴外野手・レイノルズの獲得を検討か

「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者によると、パドレスとパイレーツが最近になってブライアン・レイノルズのトレード交渉を行っていたようだ。パドレスが放出する交換要員として、クリス・パダックとライアン・ウェザースの名前が挙げられている。ただし、レイノルズのトレードについては、パイレーツが対価としてマーリンズのカリル・ワトソンやマックス・マイヤー、マリナーズのフリオ・ロドリゲスといった超有望株を求めていたとの報道があり、パダックとウェザースを軸とした対価でトレードを成立させるのは困難とみられる。

「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」のケビン・エイシー記者によると、パドレスがレイノルズについてのトレード交渉を行うのは「新しいことではない」という。レイノルズは以前からトレード候補に挙げられており、パドレスのほかにも複数の球団が興味を示していることが報じられてきた。ただし、エイシー記者は「交換要員の具体的な名前が浮上したのは、トレード交渉が進展していることを示しているのかもしれない」と付け加えている。

現在27歳のレイノルズは昨季159試合に出場して打率.302、24本塁打、90打点、OPS.912の好成績を残し、自身初のオールスター・ゲーム選出。今オフ「スーパー2」として年俸調停権を取得したばかりであり、パイレーツは2025年まであと4シーズン保有できる。当然、慌てて放出する必要はなく、パイレーツがレイノルズを安売りすることは考えられない。

パドレスは外野手の層が非常に薄く、ロースターの40人枠内にトレント・グリシャム、ウィル・マイヤーズ、ジュリクソン・プロファー、マット・ベイティの4人しかいない。また、フェルナンド・タティスJr.の離脱によって低下した攻撃力をカバーしたいとの思惑もあるとみられる。これまでのパイレーツ側の要求を見ると、CJ・エイブラムスのような超有望株の放出なしにレイノルズを獲得するのは不可能だと思われるが、パドレスはレイノルズ獲得に動くのだろうか。

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