小田原北條五代まつりを「祝典」に名称変更 武者行列、3年ぶり出陣

2019年の「小田原北條五代祭り」の様子

 新型コロナウイルス感染症を巡り、小田原市観光協会は、「小田原北條五代祭り」を「北條五代 歴史と文化の祝典」に名称変更して5月3日に小田原城周辺で開催し、目玉となる武者行列のパレードを3年ぶりに実施すると発表した。

 五代祭りは1965年に小田原城復興を記念して始まり、例年約20万人が訪れる小田原最大の観光イベント。コロナ禍から2020年は中止、21年もパレードを中止するなど規模を大幅に縮小した。

 今年は小田原城銅門前のオープニングセレモニーは行わず、代わりに三の丸ホールで式典や「北条五代を大河ドラマに」をテーマにシンポジウムが行われる。

 パレードも例年の約1700人から250人に縮小。午後1時25分から銅門を出発し、コースも市内を巡る2.7キロから2.1キロに縮小する。周辺の商店街などで鉄砲演技や忍者パフォーマンスも行われる。

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